「人生がときめく片づけの魔法」まとめ。凄いところ5つ

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米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれるなど、なにかと話題の近藤麻理恵さん。アメリカでは最近、物を捨てることを「kondoする」なんて言うそうですよ。

そんな近藤麻理恵さんの著書『人生がときめく片づけの魔法』は、日米でベストセラーとなり、さらに世界32か国で翻訳。凄すぎます。

ハリウッドで映画化されたらキャッチコピーは「全米が片づいた!」で決まりではないでしょうか。主演は、魔法つながりでハリポタのエマ・ワトソンがよさそう。

遅ればせながら読んでみたら、世界中でウケるのも納得。出来すぎです、この本。まだ読んでいない方、読んだけれど忘れてしまった方のために、この本の凄いところをまとめてみました。凄いのは「ときめき」だけじゃないんですよ。

凄いところ1つ目:「ときめき」という新しい判断基準を生み出した

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言う間でもなく、凄いところの1つ目は、「ときめき」という新しい判断基準を生み出したこと。今では、「ときめき」と言えば、こんまり。こんまりと言えば、「ときめき」っていうくらい定着しましたよね。

「ときめき」が登場するまでは、「必要か?必要でないか?」や「使うか?使わないか?」、「使っていない期間はどのくらいか?」などの判断基準が主流でした。どれも迷いが生じてしまいそうなものばかりです。

そんな状況のなか、片付け界に新風を巻き起こした「ときめき」という新しい判断基準。片付けられない迷える子羊たちにとっては、まさに救いの言葉。まず、この言葉を思いついたのが凄い!

それに、「ときめき」というキャッチ―で女性ウケすること間違いなしのフレーズを選んだセンスも凄い。これが「胸キュン」や「ルンルン」、「ドキドキ」、「ウキウキ」、「ワクワク」なんていう単語だったら、ここまでブームにならなかったかもしれません。

『人生がルンルンする片付けの魔法』なんていうタイトルだったら、なんかピンとこないですよね。「別に、ルンルンしたくねーし」とか思われそう。『人生が幸せになる〜』や『人生が変わる〜』でもありきたり過ぎですし。

でも、『人生がハイになる片づけの魔法』だったら、世界中のヤンキーの部屋が片づいたかもしれません…。残すかどうかの基準は、「ハイになれるかどうか!」。なんか、とてつもなく凄い物ばかり残りそう…。

ヲタク向けなら『人生が萌える〜』でしょうか…。そもそも、ヲタクの部屋は萌える物しかなさそうだけど…。

「ときめき」という新しい判断基準が生まれたことによって何が起きた?

「ときめき」という新しい判断基準が生まれたことによって何が起きたかというと、人々の行動に変化が起きました。物を捨てることができなかった人が、ビシバシと捨てられるようになったのです。

これはとても凄いことです。なかなか他人の言葉に動かされることなんてありませんよね。逆に、言葉だけで他人を動かそうと思ってもなかなか思うようには行動してくれませんよね。それなのに、「ときめき」という単語ひとつで人々の行動を変えてしまったのですからとても凄いことだと思います。

まさに、革命。産業革命以来の大革命です。そのうち、歴史の教科書に載るかもしれません「2010年、片付け革命が起き、世界中の家からガラクタが消えた。」なんて。

それはちょっと大袈裟だとしても、音楽の教科書にSMAPの歌が載る時代ですから、家庭科の教科書に「ときめき」が載ってもいいのでは。先生が「物が捨てられないときは、ときめきくかで判断しましょう。人生がときめきますよ!」なんて言っていたらおもしろい。

どうして「ときめき」で判断すると物が捨てられるようになる?

ところで、どうして「ときめき」で判断すると物が捨てられるよになるのでしょう?「ときめき」という言葉が秘めているパワーについてちょっと考えてみたいと思います。

直観的に判断できるよになる

「ときめき」を使えば、もう頭を悩ます必要はありません。「あれこれ考えずに捨てられる。そう、ときめきならね。」という感じで、iPhoneのように、直観的に判断できるようになります。指を右に左にとスワイプするように、サクサクっと捨てるか残すかを判断できるようになるのです。

過去と未来を断ち切ることができる

本に書いてありましたが、物が捨てられない原因は、「過去への執着」と「未来への不安」。「せっかく高いお金を出して買ったのにもったいない(過去への執着)」とか「いつか使うかもしれない(未来への不安)」という考えに縛られてしまうから捨てれらなくなる。

ところがどっこい、「ときめき」で判断するとそんなことは気にならなくなります。なぜなら、ときめくかどうかは”今そのとき”しか考えないから。

昔はときめいていたとか、いつかときめくかもしれないなんて思いませんよね。今そのときに思いが集中し、昔のことや未来のことなんて気にならなくなります。そうなればこっちのもん、もう迷いなんてなくなります。

捨てる物を選ぶのではなく、残す物を選ぶことができる

「ときめき」は心がプラスに作用した状態。なので、心がプラスに作用した物しか残りません。逆に言うと、心がプラスに作用しないものは捨てることになります。

心がプラスに作用する物って、そうそう無いですよね。なので、捨てる物の範囲がグッと広がります。「必要な」物だけを残すのと、「ときめく」物だけを残すのでは、残る物の数が全然違いますよね。「必要だけど、ときめかないから捨てちゃおう」なんて物もでてくるかもしれません。

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凄いところ2つ目:五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を持ち出した

物を捨てるときは「見るだけではなく、触って」と言っています。人は、見てるだけでは感じるとることができない「何か」を触ることによって感じ取れます。

洋服なんかも、見た目は悪くないけど、触ったら肌触りがよくないから捨てちゃおうなんてことがあるかもしれません。それに、臭いから捨てようなんて物もあるかもしれません。

男性の場合、自分では気づいていない方が多いのですが、なんでも頭だけで考えて、理屈で納得しようとする傾向があります。頭で考えることも大切ですが、ときには感じたことに従ってみるのも大切なのではないでしょうか。ブルース・リーも「考えるな、感じろ」と言ってますし。

凄いところ3つ目:理にかなったリバウンド防止策

アメリカを代表する哲学者・心理学者、ウィリアム・ジェイムズの言葉です。

心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる

習慣を変えるには、行動を変える前に、心を変える必要があるよと言っています。言い換えるなら、心が変わらなきゃ何にも変わらんぞということです。そりゃそうです。

習慣化を題材にした本なんかには、何かを習慣化するためには、「無理せず、少しずつはじめていきましょう」なんて書かれています。ですが、その方法だと、心が変わっていないのに、行動だけ変えることになります。

ウィリアム・ジェイムズは、まず最初に心を変えろと言っています。心が変わっていないのに、行動だけ変えても習慣化しないということです。

確かに、イヤイヤ気分のまま行動しても、長くは続きませんよね。ダイエットにしろ、早起きにしろ、続けるためにはメンタルが重要です。やはり、習慣化するためには根っことなる心を変えるしかなさそうです。

では、どうすれば心を変えることができるのか?

衝撃的な出来事を経験すると、人の心は一気に変わります。あまりいい例ではありませんが、大きな病気になり、余命数年などと告知されたら心は大きく変わるのではないでしょうか。日々をなんとなく過ごしてはならないと強く思うようになり、行動や習慣が大きく変わるはずです。

心を一気に変えるためには、衝撃的な出来事を経験する。それが一番なのですが、心を変えるほどの出来事なんて、そうそう起きるものではありませんよね。それを待っていては、いつまでたっても心は変わりません。

では、どうするか。そこで、この本の出番です。

一気に片付けることで、意識の変化を劇的に起こす

つまり、自分で衝撃的な出来事を起こしてしまうのです。洋服や本にはじまり、ボールペンなどの小物ひとつに至るまで、あらゆる物を片付けてしまうのです。そして、今まで見たことのないような部屋にすれば、心に変化が生じ、以後の行動が変わるというわけです。

なるほど、確かに、一度きれいな状態を経験すれば、意識に変化が起きて、二度と汚い部屋には戻るまいと思うのでしょうね。

凄いところ4つ目:片付けを「祭り」にした

片付けを「祭り」と言っているのも、うまいこと言ったなぁと関心します。お祭り気分で片付けをすれば、気分が盛り上がり、気持ちに勢いがつきます。盛り上がり過ぎて、捨て過ぎてしまう人もいるのではないでしょうか。

祭りとはちょっと違いますが、旅行に行ったときも気分が盛り上がりますよね。普段なら絶対に買わないような訳のわからないおみやげのキーホルダーなんかを買ったりしていまいます。(あ、だからゴミが増えるのか…。)

お酒が入って気分がよくなっているときなんかも、勢いに任せていつもと違うことをしてしまいがちですよね。日頃は気持ちを表に出さないような人がいきなり熱く語り出したり…。

片付けを祭りにして、気分を盛り上げてしまえば、気持ちに勢いがつく。その結果、あれやこれやと考えることが少なくなり、「捨て」に弾みがつくようになる。うまいこと考えたものです。

きっと、男を気分よくさせるのもうまいに違いない…。社長相手の片付けコンサルをしているだけあって、やり手だなぁ。そんな点も見習おうっと。

凄いことろ5つ目:物に感謝する気持ちを思い出させた

本の随所に、物に感謝しましょうみたいなことが書いてあって、ちょっと乙女チックだなぁなんて思ってしまいますが、よくよく考えてみると、物に感謝する気持ちを忘れていたことを思い出させてくれます。

私も、モノをつくる仕事をしているのでちょっとは分かるのですが、物を作るのってとても大変です。もう生みの苦しみってやつです。

こんな記事でも、読むのは数分ですが、書くのは数時間。この記事だと、だいたい5,000文字弱あるので、原稿用紙にすると十数枚。文章のど素人がこれだけ書くのって、結構しんどいっす。

料理も一緒ですよね。作るのは時間がかかりますが、食べるのは一瞬。なにごとも、消費するのは簡単ですが、生産するのは大変なものです。

どんな物も作った人がいます。本に書いてあるような物自体に感謝する気持ちはちょっと分かりませんが、作った人に感謝する気持ちは持っていたいなと、そんなことを思いました。

あとがき

ホント、よく出来た本です。これまでも本屋で何度か見かけたことはあったのですが、どこぞのおねーちゃんが書いた乙女チックな片付け本かくらいに思ってました。反省です。読み終わった今となっては、先生とお呼びしたいくらいです。

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